白血病患者へのお見舞い、差し入れについて
私の実体験から、白血病患者へのお見舞いの際の諸注意や、差し入れにオススメなもの、NGなものについてまとめてみます。
ぜひ参考にしてくださいね。
Q.お見舞いは行った方がいいの?
A.はい、大歓迎です。
入院中は人恋しく、話し相手がほしいものです。
ただし、何点か注意が必要です。
1.体調が悪いときがある
抗がん剤の副作用で体がだるかったり、吐き気があったり、熱が出たりすることもあります。お見舞いに対応できる体調かはその日にならないと分からない部分もあるので、申し訳ありませんが当日にお見舞いをお断りしたこともあります…。
抗がん剤の副作用については大きく個人差があります。その時期、その日の体調を確認してから訪問するとよいでしょう。
2.感染症に注意!
抗がん剤の影響で、血中の白血球数が減少し、免疫が落ちる時期があります。そんな時期にはちょっとした風邪菌でも致命的に成りうるので、自分が風邪気味かも?と思ったらお見舞いは避けるべきでしょう。
また、面会時には必ず手洗い、うがいを行い、マスクを着用しましょう。
とにかく菌を持ち込まないことが大切です。
食べ物の差し入れについて
白血病患者は治療の関係上、食べられないものがあります。以下に食べられないものの一例をリストアップします。
なお、食べて良いもの、ダメなものは病院や医師によって差があるようです。あくまで参考としてください。
食べられないもの(一例)
- ナマモノ(火の通っていない肉、魚、卵、野菜、果物、生クリームなど)
- フレッシュチーズ
- 納豆、ヨーグルト
- 漬け物、梅干し
- ハチミツ
- グレープフルーツジュース
- 生の木の実、ドライフルーツ
- 調理後二時間以上経っている料理
基本的には、生っぽいもの、菌っぽいもの、衛生的でなさそうなものはNGです。
食べても良いか心配な場合には、医師や看護師、栄養士などに相談しましょう。
一方、私の経験から、差し入れに向いていると感じたもの、いただいて嬉しかったものを以下にリストアップします。
いただいて嬉しかったもの、オススメ!
お菓子やふりかけ、調味料などは、衛生的な観点から、開封後24時間以内に食べきることを奨励されています。なので、なるべく個包装、食べきりサイズになっているものがよいでしょう。
意外なところではありますが、コンビニに売っているものは衛生面で優れているものが多いです。
保存料を使用し、加熱、殺菌、密封などしっかりしていますからね。コンビニ、あなどれません(笑)
食の嗜好に関しては好みがあると思いますが、私は病院の優しい味付けに飽き飽きしてしまい、辛いもの、酸っぱいもの、油っこいものが食べたくなります。
ジャンクフード、素晴らしいです。。
熱が出て食欲がないときには、さっぱりしたゼリーやところてんなどもありがたいですね♪
納豆や梅干しは食べたくても食べられないので、代用品で欲求を紛らわしています。
食べ物関係で注意が必要な要素として、抗がん剤の副作用で味覚障害が起こる場合があります。
私の場合、口の中に膜が張ったような感じがしたり、水やお茶が臭く感じて甘いものしか飲めなかったり、甘さが強く感じたりする時期がありました。
幸い短期間で解消しましたが、これも個人差があるので留意しておくとよいでしょう。
食べ物以外の差し入れについて
いただいて嬉しかったもの、オススメ!
- 会社の同期からの寄せ書き
人生で初めて寄せ書きをいただき、嬉しかったです。手紙などもよいですね。
- タオル
入院生活で重宝しています。すぐに使わなくてもいつか使えるので間違いないですね。
注意が必要なもの
- 生花(衛生面から持ち込みNGです)
- 小説や本(あんまり読みませんでした、ゴメンナサイ…)
まとめ
患者さんがお見舞いに対応できそうな状態であれば、ぜひどんどんお見舞いに行ってあげてください。
私の場合、普段なかなか会えない友人が来てくれて、病気になるのも悪くないなーなんて思ったこともあります(笑)
差し入れに関してはご覧のとおり、結構NGなものがありますね。
なので、最初のお見舞いのときは敢えて何も持っていかないのも懸命かと思います。お見舞いに来てくれる、その気持ちだけで十分すぎるほど嬉しいのです…( ;∀;)
最初のお見舞いの際に状況を確認し、次回からその方に合ったものを持っていってあげてたらきっと喜ばれると思いますよ(^^)