もちみの白血病日誌

白血病患者が考えたことなどをたらたらと綴ります。料理や美味しいものを食べることが好きです。Twitter @motimoti_motimi

あなたの人生、やり残したことはないですか?

人生、いつ何が起こるか分かりません!

今から約4ヶ月前、息切れがひどく、喘息かなあ?なんて思って近くの呼吸器内科で診てもらったところ、肺炎の疑いがあるため、大きい病院ですぐに検査しましょうとのこと…
移動先の病院でいくつかの検査をした後、更に大学病院へ移動…

そして診断の結果…なんと白血病( ゚□゚)!!?
血液のガン?セカチューのアレだよね?

ああ、自分はもうすぐ死ぬかもしれないのか…短い人生だった…

やり残したこと、ないかなあ…。
一人、病院のベッドで考えました…。


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……
………。


考えましたが、特に大きな後悔や、やり残したことは思い付きませんでした(笑)


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私に後悔や、やり残したことがない理由


なぜ私は後悔や、やり残したことがないと感じるのか、その理由について考えてみました。


その理由は、心が自由だったからだと思います。


結果論ではありますが、これは母のおかげかなと思います。
我が家は幼い頃に父を亡くし、母子家庭でした。母はいつも味方になってくれました。言い換えれば、まあ甘やかされていたのかな、とも思います。

小学生の頃から、「なんで夕方5時のチャイムで帰らないといけないんだ」と反抗してみたり、「俺は勉強できなくてもいいから学習塾には行かない」とゴネたり、屁理屈ばかり並べていました。
母はあまり賢くないので(ゴメンナサイ)、屁理屈にうまく反論できず、言いくるめられることも多かったです。

そんな背景から、私は子供の頃から、自分の思うままに行動してきました。


中学3年生の頃に母から1000万円をもらい、高校、大学にかかる学費、その他お小遣い等は全てそこから出すことにしました。公立か私立か、実家から通うか、都会に出るか…完全に自分で決めました。
母はいつも、そんな私の考えを信頼して、応援してくれました。


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そうして自分で決めてきた人生は、ありがたいことに順風満帆です。
数こそ少ないものの信頼し合える友人に出会え、一生を共にしたいと思える彼女とも仲良くやっています。
最高だとは思いませんが、第一希望の会社に入社し、そこそこ良い環境でやりがいのある仕事をできていると思います。

ちなみに同じように1000万円をもらった私の兄は、資金を使い果たし、奨学金を借りて大学院まで進み、苦労しながらも芸術家になる夢を叶えました。なんだか大変そうな道ではありますが、彼自信はとても自由で、幸せそうです。


もちろん、若さ故の愚かな考えで行動してしまうこともありました。そのせいで他人に迷惑をかけたり、一般的には誉められないような選択をしたりしたことも多かったと思います。

でも、それでよかったのではないかな、と思います。

私は母から、自由と、それに伴う責任を与えられました。
「好きなように生きてよいから、ちゃんとその責任は自分で負うこと。」これが我が家のルールです。

自分の頭で考えて行動しているわけですから、もしそれが自分に返ってきて損をすることがあっても、後悔なんてするわけがありません。
むしろ、その損から新たに学ぶことができる、良い機会となります。
そして、自分が身を持って経験した学びは、他では得難い信念へと変わります。



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まとめ 信念を持ち、なりたい自分になろう

自分がこうあるべき、こうしたいと思う行動をとれないのは、とても悲しいことです。

成人しても自分の考えを持てずなんとなく流されている人、いつまでも両親の言いなりになっている人、いますよね。
余計なお世話でしょうが、可哀想だと感じます。


なりたい自分になるのに、遅すぎるなんてことはないと思います。

自分が心の底からそうするべきだと思うことは、誰になんと言われようが、そうするべきなのです。それを邪魔するような人とは、相手が親だろうが上司だろうが、とことん戦うべきなのです。

戦えば、ときには負けます。それでよいのです。その経験から人は学び、成長していきます。

あなたの人生は、あなたのものです。
あなたの幸せに責任を持てるのは、あなたしかいません。

あなたの心は自由です。なりたい自分になりましょう。


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最後になりますが、

自分の信念を持てたこと。
なりたい自分になれ、自分に自信を持って表現できたこと。
そんな幸せを実感しました。

母に感謝しています。ありがとう。

白血病患者へのお見舞い、差し入れについて

私の実体験から、白血病患者へのお見舞いの際の諸注意や、差し入れにオススメなもの、NGなものについてまとめてみます。
ぜひ参考にしてくださいね。

Q.お見舞いは行った方がいいの?

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A.はい、大歓迎です。
入院中は人恋しく、話し相手がほしいものです。

ただし、何点か注意が必要です。

1.体調が悪いときがある

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抗がん剤の副作用で体がだるかったり、吐き気があったり、熱が出たりすることもあります。お見舞いに対応できる体調かはその日にならないと分からない部分もあるので、申し訳ありませんが当日にお見舞いをお断りしたこともあります…。

抗がん剤の副作用については大きく個人差があります。その時期、その日の体調を確認してから訪問するとよいでしょう。


2.感染症に注意!

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抗がん剤の影響で、血中の白血球数が減少し、免疫が落ちる時期があります。そんな時期にはちょっとした風邪菌でも致命的に成りうるので、自分が風邪気味かも?と思ったらお見舞いは避けるべきでしょう。
また、面会時には必ず手洗い、うがいを行い、マスクを着用しましょう。
とにかく菌を持ち込まないことが大切です。

食べ物の差し入れについて

白血病患者は治療の関係上、食べられないものがあります。以下に食べられないものの一例をリストアップします。
なお、食べて良いもの、ダメなものは病院や医師によって差があるようです。あくまで参考としてください。

食べられないもの(一例)

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  • ナマモノ(火の通っていない肉、魚、卵、野菜、果物、生クリームなど)
  • フレッシュチーズ
  • 納豆、ヨーグルト
  • 漬け物、梅干し
  • ハチミツ
  • グレープフルーツジュース
  • 生の木の実、ドライフルーツ
  • 調理後二時間以上経っている料理

基本的には、生っぽいもの、菌っぽいもの、衛生的でなさそうなものはNGです。
食べても良いか心配な場合には、医師や看護師、栄養士などに相談しましょう。


一方、私の経験から、差し入れに向いていると感じたもの、いただいて嬉しかったものを以下にリストアップします。

いただいて嬉しかったもの、オススメ!

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  • スナック菓子
  • レトルトのカレー
  • カップ
  • コンビニのおにぎり、パン
  • ベビーチーズ(プロセスチーズ)
  • ふりかけ
  • 味付海苔
  • ゼリー、アイス
  • ところてん

お菓子やふりかけ、調味料などは、衛生的な観点から、開封後24時間以内に食べきることを奨励されています。なので、なるべく個包装、食べきりサイズになっているものがよいでしょう。

意外なところではありますが、コンビニに売っているものは衛生面で優れているものが多いです。
保存料を使用し、加熱、殺菌、密封などしっかりしていますからね。コンビニ、あなどれません(笑)

食の嗜好に関しては好みがあると思いますが、私は病院の優しい味付けに飽き飽きしてしまい、辛いもの、酸っぱいもの、油っこいものが食べたくなります。
ジャンクフード、素晴らしいです。。

熱が出て食欲がないときには、さっぱりしたゼリーやところてんなどもありがたいですね♪

納豆や梅干しは食べたくても食べられないので、代用品で欲求を紛らわしています。

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食べ物関係で注意が必要な要素として、抗がん剤の副作用で味覚障害が起こる場合があります。
私の場合、口の中に膜が張ったような感じがしたり、水やお茶が臭く感じて甘いものしか飲めなかったり、甘さが強く感じたりする時期がありました。
幸い短期間で解消しましたが、これも個人差があるので留意しておくとよいでしょう。

食べ物以外の差し入れについて

いただいて嬉しかったもの、オススメ!

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  • 会社の同期からの寄せ書き

 人生で初めて寄せ書きをいただき、嬉しかったです。手紙などもよいですね。

  • タオル

 入院生活で重宝しています。すぐに使わなくてもいつか使えるので間違いないですね。


注意が必要なもの

  • 生花(衛生面から持ち込みNGです)
  • 小説や本(あんまり読みませんでした、ゴメンナサイ…)

まとめ

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患者さんがお見舞いに対応できそうな状態であれば、ぜひどんどんお見舞いに行ってあげてください。
私の場合、普段なかなか会えない友人が来てくれて、病気になるのも悪くないなーなんて思ったこともあります(笑)

差し入れに関してはご覧のとおり、結構NGなものがありますね。
なので、最初のお見舞いのときは敢えて何も持っていかないのも懸命かと思います。お見舞いに来てくれる、その気持ちだけで十分すぎるほど嬉しいのです…( ;∀;)

最初のお見舞いの際に状況を確認し、次回からその方に合ったものを持っていってあげてたらきっと喜ばれると思いますよ(^^)

ブログはじめました

はじめまして、もちみです。ブログを開設してみました。

今までも何度かブログを書いてみたことがあったけれど、どれも三日坊主に終わってしまいました…(ToT)

今回はそうならないために、どんなブログにしていくか始めに明確にしたいと思います。

もちみ日誌のルール


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1.誰に見られても支障のないことを書くこと

自分のことを特定されないように気を遣うよりも、特定され、知人に見られても問題ないことしか書かないことにします。

仕事のことはちゃんとボカす。個人情報、業務秘密等…絶対厳守。

ヒトの悪口は書かない、ヒトを批判するときは表現に気を付ける。などなど。

2.なるべく毎日、高頻度で書くこと

森博嗣氏曰く、『日記を毎日書くコツとは、つまり毎日必ず書くことである。』とあります。三日坊主にならないために、あえて「日誌」と命名しました。

3.嘘は付かない

ばれたらカッコ悪いですからね…

もちみ日誌に書くジャンル

1.闘病、入院生活

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しばらくはこれがメインになると思います。

白血病になるというなかなか貴重な経験をしているので、似た境遇の方に情報提供ができたらいいなと思います。ブログへのコメントや、Twitterとも連携するので、そちらにでも何か反応があると嬉しいです。

2.料理、グルメ

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入院してから、恐らく人生で初めて食に制限が付きました。食べたいものが
食べられない。病院食が美味しくない。そんな環境から、食に対する欲求、情熱がものすごいことになっています。。

もともと料理や美味しいものが好きなので、このジャンルでもいろいろ書けそうで楽しみです♪

3.マイ哲学、仕事ノウハウ

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入院中は時間がたくさんあります。疑問に対して自分なりの答えが出るまで考え続けることもできる、非常に贅沢な環境です。

考えを文章にまとめ、一般化して教訓とする。これは人に読んでもらうというより、自分のため、備忘録的な使い方が出来たら良いかなと思います。

4.買い物、おすすめグッズ

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入院中は特に買い物もしないし、あんまり書くことはないかな。もし軌道に乗ったらアフィリエイトも…いや、難しいか。保留とします。


…と、こんな感じでブログについて定義してみました。慣れないことをするので、書きながらコツなども掴めたらいいな。

皆様暖かく見守ってください。よろしくお願いします(^^)